こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎ 今回は納豆についてのお話です。
納豆に含まれる体にうれしい栄養成分
よく蒸した大豆を納豆菌により発酵させ、より栄養価を強めた納豆には、体に嬉しい栄養成分がバランスよく含まれているので日常的に取り入れたい食材です。
納豆の主な栄養成分として、タンパク質、脂質、カルシウム、鉄などの大豆に含まれる成分とビタミンB群、ビタミンKが含まれています。その他にも特有な成分として、ナットウキナーゼ、納豆菌が重要な役割をしてくれています。
ナットウキナーゼって?
ナットウキナーゼには血栓を溶解し血液をサラサラにしてくれる効果があります。
納豆菌って?
納豆菌は納豆を作るために必要な細菌で、胃酸で死滅することなく、大腸まで届きます。大腸に届いた納豆菌は乳酸菌を増やす働きをしてくれるため腸内細菌のバランスを整えてくれます。
ビタミンB群って?
納豆菌によってビタミンB群が豊富に合成されています。ビタミンB群は、エネルギー代謝の補酵素です。エネルギー源である糖質、脂質、タンパク質を体内でスムーズに代謝してくれる、とても大切な役割を果たしてくれる成分です。
ビタミンKって?
ビタミンKは血液を凝固させる働きをもつ脂溶性ビタミンです。ビタミンKはカルシウムの骨への沈着を促し、またコラーゲン生成を促進し、骨質を改善する効果があります。
ビタミンKは、1日1パックの納豆で必要量を補うことができます。
納豆のお得な食べ方
納豆は常温で食べるべき
納豆は食べる前20分放置で常温にすると、酵素が活性化します。納豆菌は殺菌されていないため常温で発酵が進み、同時にナットウキナーゼも活性化します。
70℃でナットウキナーゼが死滅
炊き立てのあつあつご飯と合わせると納豆の大事な成分、ナットウキナーゼが死滅してしまいます。ナットウキナーゼは酵素のため50℃以上で活性が鈍くなり、70℃でほとんど働きを失ってしまいます。
人がおいしいと感じるのは40〜48℃のほんのりあたたかいご飯ですが、適温にしてから一緒にとるのがベストです。
ナットウキナーゼは夕食にとる
朝ごはんのイメージが強い納豆ですが、実はおすすめは夜です。
寝ている間に血流が滞りやすいため、血液サラサラ効果のあるナットウキナーゼを夕食にとると、睡眠中によく作用してくれます。
また納豆には、睡眠中に分泌される成長ホルモンを促すアルギニンも多く含まれているため、やはり夜がおすすめです。
その他、ストレスが多い方や高血圧、糖尿病などで血液ドロドロ傾向の方などには特におすすめします。定期的に摂取できるといいと思います。
※納豆は血液サラサラ効果のナットウキナーゼも含まれている反面、血液凝固作用のビタミンKも含まれています。高血圧の薬を飲んでいる方は、納豆との食べ合わせ、飲み合わせが悪い場合があるので注意が必要です。
おまけ
皆さんは、納豆はよく混ぜますか?私は混ぜる派です。
混ぜることによって、特に栄養価が上がるわけではありませんが、口当たりがよくなる気がするのでよく混ぜています。
あと、最近はまっている食べ方はオリーブオイル&コショウです。これが以外と合います。皆さんもぜひ試してみてください。いろいろな味変などを試してみて、自分好みの食べ方をみつけられるといいですね☺︎