枝豆は「蒸し焼き」でビタミンCが約2倍もアップ!

こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回は枝豆の栄養についてです。

枝豆の栄養

ビタミンB1

ビタミンB1は、ブドウ糖をエネルギーとして産生するときに必要な栄養素です。ビタミンB1が不足するとエネルギーがうまく代謝されず、糖質不足となり、疲れやだるさが出てくることもあります。

ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの生成を助けてくれるので皮ふや粘膜、血管も強くしてくれます。細胞を若々しく保ち、抗酸化作用が期待できる他にも、疲労回復効果もあります。

βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変わり、目や皮ふなどを健康に保つ働きをします。また、活性酸素の発生を抑えたり、取り除いたりする、抗酸化作用の働きも期待されています。

カリウム

カリウムはナトリウムを排出する働きがあるため、塩分を摂りすぎたときの調整に役立ちます。塩分の摂りすぎが原因となる高血圧の予防だけでなく、むくみの対策としても効果が期待できます。

葉酸

葉酸は血液を作るうえで必要な栄養素で、ビタミンB12と共に働きます。貧血予防や妊婦には重要な栄養素になります。

イソフラボン

イソフラボンポリフェノールの一種で、体内で女性ホルモンに似た働きをします。肌のハリ・ツヤを保ったり、しわやたるみを改善したりする美肌効果を発揮してくれます。ホルモンバランスの乱れによる女性の心身の不調や、更年期障害の症状を和らげる効果も有名です。

メチオニン

メチオニンは、脂肪からのエネルギー代謝のサポートやコレステロール分解、ヒスタミン血中濃度を下げることによる、アレルギー予防、肝機能サポートなどに関与しています。

枝豆は、野菜類の中でダントツのメチオニン含有量を誇ります。ビールのおともに欠かせない存在ですが、栄養成分からみても、枝豆とビールは理にかなっている組み合わせですね。

タンパクとミネラルが豊富なお助け野菜

枝豆は良質なタンパク質が豊富な野菜です。加えて、ビタミンB群をはじめ多くのビタミン類やイソフラボンも含まれています。

タンパク質は卵に匹敵するほど含まれていて、食欲のない時でもタンパク質とミネラルが同時に摂れる、ありがたいお助け野菜なんです。

蒸し焼きで甘みも栄養もお得

枝豆といえば「茹で」ですが、最近注目されているのが「蒸し焼き枝豆」です。

枝豆のビタミンCは加熱に強いのですが、茹でれば5割近く流出してしまいます。でも蒸し焼き枝豆なら、ビタミンCの残存率は茹でたときの約2倍で、しかもビタミンB群などの水溶性ビタミンやむくみを取るカリウムなどのミネラルもそのままです。

代謝を上げる効果のある酵素モリブデン」は、茹でた場合ほぼ流出しますが、蒸し焼き枝豆ならほとんどの量が残ります。甘みもぐっとアップしてお得です。

まとめ

枝豆は良質なタンパク質やミネラルを含む、健康・美容に良いだけではなく、ビールのおつまみとしても、理にかなった食材だったんです。

「茹で」よりも「蒸し焼き」にするほうが、栄養成分も逃がさずにいただくことができます。時間があるときはぜひ試してみてくださいね。