キャベツのビタミンを9割キープするには?!

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220305165654j:plain こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はキャベツの栄養についてです。 

キャベツの栄養価

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220305165811j:plain キャベツにはビタミンC、ビタミンKが豊富に含まれています。ビタミンCは風邪の予防や疲労の回復、肌荒れなどに効果があり、ビタミンKは血液の凝固促進や骨の形成の手助けをしてくれます。

また、ビタミンUという天然の胃腸薬が含まれています。胃の調子を整え、胃潰瘍などを防止するビタミンUは胃腸薬にも利用されている別名「キャベジン」で、ビタミン様物質(働きはビタミンに近いが体内で合成できる物質)です。

キャベツのビタミンをしっかり摂るには

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220305170112j:plain サラダや漬物、鍋物に、ロールキャベツなど、さまざまな料理に活躍するキャベツですが、栄養価もしっかり摂るならスープがおすすめです。

キャベツは生で食べることももちろんできますが、繊維質が消化しづらく、カサも多いためにたくさん食べられません。しかも炒めた場合3~4割、蒸した場合でも2~3割ほどビタミンCが減ってしまいます。煮込んだ場合もキャベツ自身のカサは5割ほどまで減りますが、スープまで飲めば、一部は酸化しますが約9割を摂ることが可能です。ビタミンUも水溶性のため、煮込んだスープが、よりお得なんです。

また、キャベツにたくさん含まれるビタミンCがいちばん多いのは緑色が濃い、外側の葉の部分で、次に多いのが芯の周辺です。他の栄養素として、カルシウムやアミノ酸も豊富な優秀野菜なのでむきすぎには注意して、お得に栄養を摂りましょう。

キャベツを使う時は、外側の葉を1枚ずつはがして調理するといいと思います。

キャベツの保存方法

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220305170314j:plain 1玉保存する場合は、芯の部分をくり抜いて、そこに濡れたキッチンペーパーを詰めるといいです。さらに、ポリ袋などに入れて、野菜庫で保存すると1か月程度はもちます。その場合、時々キッチンペーパーを新しい物に取り換えるようにして下さい。

1/2玉や1/4玉を保存する場合は、芯を切り落とし、濡らしたキッチンペーパーでカット部分を覆い、同じくポリ袋などにいれて野菜庫で保存するのがベストです。ただ、カットしたキャベツは、鮮度が落ちやすいので早めに食べるようにしましょう。