こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はナッツについてです。
ナッツの栄養価
ナッツには、オメガ3脂肪酸やポリフェノール、メラトニンだけではなく、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB6、葉酸、マグネシウム、銅、亜鉛、などのビタミンやミネラルをはじめ、食物繊維も豊富に含まれています。特にクルミはナッツ類で抗酸化値が最も高く、老化を防ぐポリフェノールはブルーベリーの1.5倍です!
アメリカの研究では、クルミに含まれる不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸)が、もっともコレステロール値を下げるという結果がでているそうです。
ナッツ類は、成長の力を秘めたパワーフードなんです。生活習慣病対策やアンチエイジングにぴったりの食材です。
ナッツの意外な盲点『アブシジン酸』
ナッツ類はとても栄養価が高く、健康的な食品ですが、発芽を抑えるアブシジン酸という成分が含まれます。これは酵素の働きを鈍らせると考えられています。それによって、消化酵素の働きも鈍ってしまい、胃の中で溶け残ってしまうことがあります。
アブシジン酸の働きを止める方法は2つあって、ローストか水に浸すかのどちらかです。ローストするとポリフェノールは2倍に増えますが、逆にビタミン・ミネラルなどは減少してしまい、オメガ3脂肪酸も酸化してしまいます。なので、2時間ほど浸水させてから食べるですが一番ベストです。あとはよく噛んで食べることですね。
低GI食品だからダイエットにも◎
糖質が少なく食物繊維が豊富なナッツ類は、食後血糖値の上昇を抑え、糖の吸収をおだやかにする効果もあります。血糖値が気になる方でも安心して食べられるおやつです。
しっかりと噛んで食べると、少量で満腹感を感じることができるので、ダイエットの味方になってくれます。食事前に数粒食べるのがおすすめです。ただ、カロリーは高めなので1日10粒程度にしましょう。