トマトのリコピンを増やすには常温保存!

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220326180243j:plain こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はトマトの栄養についてです。

トマトの栄養価

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リコピン

リコピンはトマトの赤色成分で、強い抗酸化作用があり、肌のシミやしわなどの予防に役立ち、美容に良い成分です。

そしてリコピンの効力は、同じく抗酸化作用を持つβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍とも言われています。

さらにリコピンは、熱に強いため加工しても効能を損なうことが少なく、油と一緒に調理することで、体に吸収されやすくなるのも特徴です。

ビタミンC

ストレスや風邪に対する抵抗力を強めるビタミンCも豊富で、大きめのトマト1個(約250g)で1日に必要なビタミンCの約1/3も摂れます。身体の抵抗力を強めてくれます。その他にも、鉄やカルシウムの吸収を良くする働きも期待出来ます。

β-カロテン

トマトは、抗酸化作用のあるβ-カロテンの含有量も多いです。β-カロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換され、免疫機能や目の健康を守ってくれます。

食物繊維

トマトは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を含みます。ちなみに肉厚なトマトの独特の食感は、ペクチンという水溶性食物繊維が豊富なためです。

ペクチンは血中コレステロール値を下げる働きが期待出来ます。ペクチンを積極的に摂りたい方にはトマトの丸かじりがオススメです。

さらに不溶性食物繊維は、便のカサをふやす働きが期待できるため、便通を整えたい方にもトマトは嬉しい食材ですね。

トマトのお得な保存方法

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220326180623j:plain 完熟しきっているトマトは、そのまま常温に置いておくと1週間でビタミンCが15%にダウンします。

逆に冷蔵庫に入れっぱなしでは低温障害を起こして、アンチエイジングにかかせない、リコピンが大幅にダウンしてしまいます。低温障害を起こし、ぶよぶよにもなってしまうので、見た目や味的にもダメになってしまいます。

保存する時にはポリ袋などに入れて野菜室で冷え過ぎを防ぎましょう。冷凍する場合は、ヘタを取ってからラップ・ジップロックなどで包んで乾燥を防ぎましょう。

買ったときよりもトマトをパワーアップさせるコツ

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220326180725j:plain トマトをすぐに食べない場合、少し固さのあるものを選んで、部屋で「追熟」させれば、リコピンが最大60%もアップします。リコピン脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率も2~3倍にアップしてくれます。生は体を冷やすのでオイル+加熱がおすすめです。

まとめ

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220326180938j:plain トマトは赤ければ赤いほどハイパワーです。肌や血管の老化を防ぐリコピンがたっぷり含まれている証拠なんです。

買ってきた野菜は、つい冷蔵庫に入れがちですが逆に冷やすことで傷みやすい&栄養価が落ちてしまう野菜もあります。

トマトは温度管理に気を付けてみてくださいね。