サツマイモはじっくり加熱がお得!

こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はサツマイモの栄養についてです。

サツマイモの栄養

ビタミンB6

ビタミンB6は特にたんぱく質の分解を助けてくれます。皮ふの抵抗力の増進や免疫機能の正常な働きの維持にも関わります。

ビタミンC

ビタミンCは活性酸素を除去し、がんや動脈硬化の予防、老化防止など、抗酸化作用の効果があります。またコラーゲンの生成を助け、血管を強くするだけでなく、皮ふのシミやシワを予防してくれる効果が期待できます。

ビタミンE

ビタミンEは強い抗酸化作用を持ち、血管を健康に保つほかに、血中LDLコレステロールの酸化や細胞の酸化を防ぐために、老化防止にも効果があると言われています。

カリウム

カリウムは細胞の浸透圧を調節し、ナトリウムの排泄を促進したり、血圧を下げてくれたりする効果が期待できます。

ヤラピン

さつまいもを切った後にでてくる、皮付近の白い液体がヤラピンです。また、皮に黒いベタベタがついていることがありますが、これもヤラピンです。ヤラピンが酸素に反応し、褐変することで黒くなります。

ヤラピンは腸の蠕動運動に働きかけ、便のお通じをよくする働きがあります。

サツマイモの麦芽糖を5倍にする方法

サツマイモを加熱するときは、レンチンじゃもったいないんです。じっくり加熱することで麦芽糖を5倍にまで上げることができます。

野菜の中でも断トツの甘さをほこるサツマイモは、おやつとして食べる人も多いと思います。サツマイモは豊富なビタミンC、アンチエイジング効果のあるポリフェノールを含む、健康にも美容にも頼もしい食材です。

でも、つい手軽だからと「レンジでチン」では、サツマイモの魅力は半減するんです。サツマイモは、でんぷんが酵素の働きで麦芽糖に変わり、甘くなります。ただし、この酵素の活性温度は60~70度。90度以上だと働かなくなってしまいます。電子レンジでは甘くなる前に火が通るため、ゆっくり加熱したものより甘みが1/5になってしまいます。

160~180度のオーブンでじっくり1時間ほど焼くか、蒸し器でふかすのがおすすめです。

サツマイモは皮ごとがお得

サツマイモの皮には水溶性と不溶性の両方の食物繊維が含まれています。食物繊維とヤラピンの相乗効果で整腸作用が促されます。

さらにサツマイモの皮には、アントシアニン色素とクロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があるとされていて、アンチエイジングにいいんです。

これはもう、皮ごとが断然おすすめですね。

まとめ

サツマイモを甘く美味しくいただくには、じっくり加熱することが大事だったんです。時間があるときにはぜひ試してみてくださいね。

また皮にも食物繊維やポリフェノールが含まれているので一緒にとることをおすすめします。炒め物など、調理に使う時は、優しく汚れをとるように洗っていただき、切った後は黒ずまないように水につけてから使ってくださいね。