レモンはX切りすると果汁がめっちゃ絞れる!

こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はレモンの栄養についてです。

レモンの栄養素

ビタミンC

レモン果汁に含まれているビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持、細胞のコラーゲンの合成を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。また、同じく抗酸化作用を持つビタミンEと協力して、細胞を若々しく保つ働きがあります。

クエン酸

クエン酸含有量は果物の中でレモンがトップクラスで、レモン果汁に多く含まれています。仕事や勉強、運動後など、もうひと頑張りしたいときに活躍してくれます。

体内のミトコンドリアにある「クエン酸回路」では、呼吸を通じて糖を代謝し、エネルギーへと変化します。その際にカルシウムやマグネシウムといったミネラルやビタミンを体内に吸収しやすくする「キレート作用」が働き、疲労物質を分解するという大切な役割を果たしています。

ポリフェノール

ポリフェノールはレモンの皮に含まれていて、美容効果が期待される抗酸化作用や、脂っぽい食事をさっぱりと食べやすくしてくれる機能があります。

リモネン

リモネンはレモンの皮に含まれていて、気分をリラックスさせる機能があります。

レモンの皮にはアンチエイジング効果が果汁の23倍!

レモンの皮にはポリフェノールがたくさん含まれています。「レモンポリフェノール」の主な成分は「ヘスペリジン」と「エリオシトリン」です。

「ヘスペリジン」には、ビタミンCの働きを補強する作用があり、「エリオシトリン」には強い抗酸化作用があると言われています。

「エリオシトリン」という成分はレモン果汁の23倍も含まれているんです。

その他にもレモンの皮にはβ-カロテン、ビタミンC、カリウム、カルシウムが、果汁の5~10倍含まれていると、言われています。

レモンの果汁を残さず摂る!お得なカットの仕方

フルーツの中でもトップクラスのビタミンCやポリフェノール疲労回復効果抜群のクエン酸を含むため、風邪予防や美容面でも積極的に摂っていきたい果物です。

水やお湯などにギュッと搾ってレモン水に、また鶏のから揚げにレモンをふりかけると、コラーゲンの生成を助け、固まりやすい動物性脂肪の悪玉菌を抑えて消化も促します。

そんな、レモンの果汁を逃さない切り方が、レモンを斜めに切る「X切り」です。

縦半分に切ってからくし切りにするやり方では、切り口がちょうど薄皮にあたってしまいレモンが充分に搾れません。しかし斜めに切ることで、果肉が均等に切れ、通常よりも3倍もの果汁を搾り取ることができます。

まとめ

レモンは美容や抗酸化作用、疲労回復など体に嬉しい成分がたくさん含まれています。切り方の違いでとれる栄養素がぜんぜん変わってくるのでせっかくならお得に使ってくださいね。また、皮まで使う時は国産無農薬のものがおすすめです。ぜひご自宅でも試してみてくださいね。