ナスの皮はむかないほうがお得!

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220320211443j:plain こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はナスの栄養についてです。

ナスの栄養価

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ナスニン

ナス特有のポリフェノールの一種である「ナスニン」は、ナスの皮に多く含まれています。

これはアントシアニン系の色素でナスを鮮やかな紫色にしています。

抗酸化作用があり、疲労や免疫機能の低下など健康に影響を及ぼす活性酸素を取り除いたり、老化の原因となる酸化を抑制したりする効果があるとされています。

カリウム

ナスにはカリウムが比較的多く含まれています。

塩分の吸収を抑制して尿への排泄を促してくれるため、むくみの解消や血圧を下げる効果があります。

塩分をとりすぎたときはカリウムをとることで体内の塩濃度をコントロールすることをおすすめします。

食物繊維

食物繊維が多いのもナスの長所です。

食物繊維には腸の働きを良くして有害物質の排泄を促す「不溶性食物繊維」とコレステロールや血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整える働きをする「水溶性食物繊維」があり、ナスにはどちらの食物繊維も豊富に含まれています。

ナスの栄養を逃がさないコツ

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ナスのアクは抜かない

水にさらすとナスニン、カリウムなどのミネラルや水溶性の食物繊維も流出してしまいます。

切ったらすぐに調理がベストです。どうしても気になる場合は軽く塩をまぶしてから調理するといいです。

皮はむかずに調理

ほとんどが水分で栄養が少ないと思われていたナスですが、それは皮をうまく調理していない時のことなんです。

ナスの皮には、ポリフェノール「ナスニン」がたっぷりで、注目の抗酸化成分なんです。

ナスニンは水溶性のため、茹でたり煮たりすると流出します。皮をむいて煮物にするなどの食べ方は、残念ながら栄養的には大損です。

油と一緒に調理

ナスを調理するなら、油で炒める、揚げるなど油でコーティングして、流出を防ぐことで栄養を逃がさず摂ることができます。

ナスはスポンジ状の組織が油をしっかりと吸うので、カロリーが気になる場合には、ナスに軽く油をからめてから電子レンジで加熱すれば、油でべたっとするのを防ぐことができます。

えごま油やココナッツオイルを使えば、デトックス効果でナスの栄養効果も倍増です。

まとめ

f:id:kanri-eiyoshi-megu:20220320211955j:plain ナスの大部分は水分でできているのでダイエット食としてもおすすめです。低カロリーでむくみの解消や腸内環境を整える効果的な栄養素が豊富に含まれています。うまく調理して、お得に栄養素を摂りましょう。