こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はニンニクの栄養についてです。
ニンニクの栄養素
ニンニクには、「アリシン」というニンニク臭のもとになる成分が含まれていて、ビタミンB1を活性化させる働きや殺菌作用が期待出来ます。
またビタミンB1は、エネルギー産生を助けてくれる栄養素です。
ニンニクに滋養強壮があると言われている理由は、「アリシン」がエネルギー代謝に必要なビタミンB1を活性化させて、代謝率をあげるためなんです。
ニンニクの栄養を逃がさないコツ
ニンニクの殺菌効果「アリシン」は細胞を壊すことでより活性化するんです。なのでみじん切りやすりおろしなど、細かく刻めば刻むほどに活性化してパワーを発揮します。
その中でも、もっとも栄養効果が高くなる方法は、すりおろしです。すりおろして10分で殺菌作用がMAXになります。
ですが残念ながら、10分以降は「アリシン」の効果は激減します。すりおろした後は早めに調理をしましょう。
また、なるべく効果を残す方法として、油調理があります。「アリシン」が空気中に逃げてしまうその前に油と合わせると「トリスルフィド」「アホエン」などの成分に変化します。
これらはガン抑制や血栓予防に効果があると期待される成分です。積極的に取り入れたいですね。
ただ、ビタミンB1は、ニンニクに含まれているアリシンと結合すると吸収率が高くなりますが、熱に弱い性質があります。
短時間で加熱調理することがポイントです。
ニンニクの匂いが気になるなら…
やっぱり気になる食べた後の臭い。早く臭い抑えたい場合は皮つきのリンゴをひと切れ食べるのがおすすめです。リンゴの酵素とポリフェノールがアリシンと反応して、匂いを抑えてくれます。
まとめ
ニンニクは健康的にも積極的に摂っていきたい食品です。栄養をお得にとるならとにかく刻む、すりおろすで細胞を壊すことです!
ただ、食べすぎると胃粘膜障害を起こす可能性があるので、食べすぎには注意が必要です。気をつけて食べるようにしてくださいね。