ニラは部位によって切り方を変えた方がお得!

こんにちは。管理栄養士めぐです☺︎今回はニラの栄養についてです。

ニラの栄養素

βカロテン

βカロテンは体内でビタミンAに変わり、目や皮ふなどを健康に保つ働きをします。また、活性酸素の発生を抑えたり、取り除いたりする、抗酸化作用の働きも期待されています。 

ビタミンE

ビタミンEは抗酸化ビタミンの一種として知られており、体内の活性酸素の働きを抑えてくれるので老化防止にも効果があります。細胞内に過酸化脂質が作られるのを抑制し、血管を健康に保つほか、血中のLDLコレステロールの酸化を抑制したり、赤血球の破壊を防いだりする作用もあることが知られています。

ビタミンK

ビタミンKは血液を凝固させる働きを持つ脂溶性ビタミンです。また、カルシウムの骨への沈着を促して流出を防ぐ効果もあります。

ニラは部位ごとに切り方を変えるべき!

ニラは部位ごとに切り方を変えないと4倍も損をするんです。根本はみじん切り、葉先はざく切りで、切り方を変えて栄養を逃がさないようにしましょう。 

ニラは緑黄色野菜の中でもトップクラスの「栄養王者」です。葉先には風邪予防やアンチエイジング効果のあるビタミンが豊富で、根元には疲労回復に効果のあるアリシンが含まれています。 

ニラ独特の香りの正体は、この「アリシン」で、タマネギやニンニクに含まれる血液サラサラ成分なんです。疲労回復効果も高く、葉先よりも根本に4倍もの量が含まれています。 

でも、切り方ひとつでその25%の栄養が台無しになります。タマネギやニンニクと同様、根本のアリシンを充分摂るなら、できるだけ細かく切って活性化させてから、10分以内に食べるのがおすすめです。 逆に葉先のビタミン類は細かく刻むと失われます。だから、葉先はできるだけ大きくざく切りにしましょう。 

ニラのお得な調理方法

ニラに多い、上記でお話したβカロテン、ビタミンE、ビタミンKは脂溶性ビタミンと呼ばれており、油と一緒に摂ると吸収率がアップすることで知られています。そのため、炒め物がおすすめです。また、和え物にするときはマヨネーズやツナなどのオイルを加えてみるのもいいと思います。

ニラの上手な扱い方

ニラはビタミンB群やビタミンCといった水に溶けやすい性質の水溶性ビタミンも含んでいます。水に浸したり、濡れたまま置いておいたりすると、ビタミンが失われるので、洗うのも切るのも調理の直前がベストです。鍋料理やスープなどに使う場合は、汁ごと飲むことで栄養素を逃さずに摂ることができます。

まとめ

ニラは部位によって切り方を変えたほうがお得に栄養素を摂ることができるんです。葉先ならざく切り、根本はみじん切りです。余裕があるときはぜひご自宅でも試してみてくださいね。